奨学金について

奨学金には、返済する必要がない「給付型奨学金」と、借りる奨学金の「貸与型奨学金」があります。

大学独自の奨学金

各大学や専門学校では、経済的に苦しい学生向けに、独自の奨学金やひとり親家庭向けの学費の軽減・免除を実施している事があります。
大学のホームページに情報が掲載されていますので、ご覧下さい。また、大学の総務課、学生課などでも進学について相談できます。進学希望大学のホームページをまずは見てみましょう。

日本学生支援機構(JASSO)奨学金制度

【給付型】学力と家計基準により、国公立9,800円~66,700円 私立12,800~75,800円(月額 2022年度実績)
【貸与型】利息のない第一種奨学金と利息のある第二種奨学金があります。

詳細は日本学生支援機構のホームページ参照

民間育英団体等の奨学金

民間企業や各種団体が運営する奨学金で、応募基準、支給方法等もさまざまです。ホームページや大学で情報を集めましょう。

奨学金検索サイト

ガクシー(国内最大の奨学金検索サイト)

京都在住者向けの民間給付奨学金

夢を応援基金『ひとり親家庭支援奨学金制度』

ローソン・グループと全母子協(当会は会員団体です)が力を合わせ、ひとり親家庭の生徒さんを給付型奨学金(月額3万円)で応援します。毎年2月頃より広報が始まり(当HPでも告知いたします)、4月中旬頃が申請締切となっています。

対象学年中学3年生、高等学校(1年生~3年生)、高等専門学校(1年生~3年生)等に在籍する生徒(2024年4月時点)
募集人数全国400名(各都道府県4名~)
給付額月額30,000円(返還不要、他の奨学金との併用可)
対象期間1年間
対象者
  1. ひとり親世帯(母子家庭等)であり、就学に関して経済的に困難な生徒
  2. 夢を実現するための意欲があり、社会貢献への積極的な姿勢のある品行方正な生徒
  3. 全母子協の加盟団体の会員、及び入会を希望する方の子ども(生徒)
  4. 会員登録している加盟団体、及び入会を希望する団体代表者が奨学生として推薦するにふさわしい生徒
運営主体一般財団法人 全国母子寡婦福祉団体協議会(全母子協)
申請受付一般社団法人京都市ひとり親家庭福祉連合会
面接同上

詳細は全母子協公式サイトへ(外部リンク)

新聞奨学生制度

各新聞社が設立した奨学会が運営する奨学金制度です。学生が新聞配達業務に従事することで、新聞社が学費などを奨学金として支給または貸与されます。奨学金とは別に、給与や賞与が支払われ、住居も無料で提供されるのが一般的です。細かな条件や業務内容は新聞社によって異なります。


自治体就学支援

経済的にお困りのひとり親家庭の皆様へ

京都市立小学校・中学校・小中学校の就学援助制度

京都市では,お子さんが市立小・中学校へ就学するにあたり,経済的な理由によりお困りの保護者に対し,学用品費や給食費等を援助する就学援助制度を設けています。
就学援助を希望される場合は,保護者の方が申込書等を直接学校に御持参ください。

対象者
  • 生活保護を受けている方
  • 前年4月1日以降に生活保護が停止又は廃止となった方(世帯変更の場合を除く)
  • 児童扶養手当を受給中の方
    ※所得審査で基準額を超えていても,児童扶養手当を受給中の方は認定できます。
    その場合は,児童扶養手当証書の写しを提出してください。
  • 経済的理由により就学困難な状態にある方(所得要件あり)
  • その他特別な事情がある方(火災,地震,水害等不慮の事故や災害など)

※入学前及び4月認定の新1年生には、新入学学用品費もあります
秋ごろに入学届が届き、通学予定の小学校に提出に行きます。そこで、就学援助制度も含めた入学に関わる書類をもらいます。おおよそ11月中旬ごろまでに就学援助の申請書を小学校に提出すると、3月上旬から中旬に新入学学用品が支給されます(令和4年度実績54,060円)。ご希望される方は、忘れずに提出しましょう。

お問合せ先
京都いつでもコール電話661-3755
申込に関する個別相談入学届を提出した小学校までご相談ください。

京都市高校進学・修学支援金支給事業

<入学支度金>
支給金額45,000円~178,000円(令和4年度実績)
対象となる方・市民税非課税世帯の新高校1年生
・生活保護世帯の私立高校に入学する新1年生(全日制,定時制に限る。)
<京都府奨学のための給付金/京都市高校進学・修学支援金支給事業学用品購入等助成金>

144,000円(令和3年度実績)
京都府では、高校生等が安心して教育を受けられるよう、授業料以外の教育費負担を軽減するため、京都府内に在住する生活保護世帯または道府県民税所得割及び市町村民税所得割非課税世帯の保護者に対し、「奨学のための給付金」支給事業を実施しています。

※京都府「京都府奨学のための給付金」と合わせて144,000円(令和5年度実績)となるように,学用品購入等助成金を支給しています。

制度や金額等変更となる場合があります。ホームページ等で最新情報をご確認ください。

高等学校等就学支援金

国公私立問わず、高等学校等に通う所得等の要件を満たす世帯の生徒に対して、授業料に充てるための高等学校等就学支援金を給付する制度です。

京都府あんしん修学支援制度

年収590万円未満の世帯→年間最大65万円支援(生保世帯は98万円)詳細は京都府あんしん修学支援制度のホームページをご覧ください。

京都市立高等学校の授業料について

「道府県民税所得割額」と「市町村民税所得割額」の合算額が50万7,000円(年収910万円程度)未満の世帯には,「就学支援金」が支給され,授業料の負担がなくなります。なお,50万7,000円以上の世帯では授業料をご負担いただくことになります。


その他の相談

不登校について

〜『京都市不登校の子ども支援サイト』より抜粋〜

学校に行きたくてもどうしてもいけない”ということは,どの子にも起こる可能性があると言われています。
 しかし,子供が学校へ行き渋ったり,行けなくなったりした時,私たち大人はその原因をつきとめたいと思ってしまいます。「この子の性格が弱いから」「担任の先生に理解がないから」「お友だちが意地悪したから」「親の育て方に問題があったから」などと考えてしまうことも無理はありません。
 しかし,こうしたことは,単純に何か一つのことが原因となっているのではなく,様々な要因が絡み合っていると言われています。
 そこで,「なぜ学校にいけないのか」とういことよりも,むしろその子自身の気持ちに沿って,「どうしたら安心して学校に行けるのか」を考えていきましょう。
 「今は少し様子を見て休ませる」「気持ちのエネルギーを充電するために ,楽しい時間を過ごさせる」「登校に向けてそっと背中を押してみる」「学校の先生が友人関係を調整する」など,様々な手段があります。
 また,不登校の子どもを支えるには,大人が互いに手を携えて,必要な時にきちんと相談できることが大切です。まずは,親と学校がしっかりと話し合いましょう。その上で,このサイトに掲載している相談機関を利用することもぜひ考えてみてください。
 不登校は大人に向けて子どもが発するサインです。 子どもがサインを出すということは,今の状況を超えて一歩成長しようとしている証です。
 子どもに関わる誰か一人ではなくて,周囲の大人のみんなでそのサインを受け止め,成長を支えていければと願っています。

京都市不登校の子ども支援サイトはこちらから
http://www.edu.city.kyoto.jp/seitoshido/info/index.html

京都市教育相談総合センター
【こども相談センターパトナ(略称「こどもパトナ」)】

「こどもパトナ」は、不登校をはじめとする、こどもたちの不安や悩み、保護者の心配や気がかりの相談に応じています。「教育相談(カウンセリング)」と「生徒指導」部門を集約するとともに,不登校の子どもたちの活動の場である教育支援センター(適応指導教室 ふれあいの杜)を一体化した全国初の施設です。「ふれあいの杜」では、学校生活や家庭生活での様々な不安や緊張,人間関係などが原因で不登校となり,在籍校の取組ではその状況が十分に改善せず,不登校が長期化した子どもたちの活動の場となっています。

発達障害について

発達障害は、広汎性発達障害(こうはんせいはったつしょうがい)、学習障害、注意欠陥多動性障害など、脳機能の発達に関係する障害です。発達障害のある人は、他人との関係づくりやコミュニケーションなどがとても苦手ですが、優れた能力が発揮されている場合もあり、周りから見てアンバランスな様子が理解されにくい障害です。発達障害の人たちが個々の能力を伸ばし、社会の中で自立していくためには、子供のうちからの「気づき」と「適切なサポート」、そして、発達障害に対する私たち一人一人の理解が必要です。

引用:政府広報オンラインより

https://www.gov-online.go.jp/featured/201104/

京都市発達障害者支援センター「かがやき」

京都市発達障害者支援センターは、発達障害のある方とそのご家族が、地域で安定して生活できるように支援するセンターです。「相談支援」「就労支援」「発達支援」「普及啓発・研修」の4つの機能を併せ持つセンターとして、平成17年11月に開設され、総合的な支援を展開しています。